ルール概要


A.用語の定義

B.競技規則

C.試合規則


 

A.用語の定義

 

1. グラウンド

・マット 

 世界では国際大会、日本では代表練習や一部の団体が練習で使用。

 基本的にテコンドーマットが使われている。

 

・体育館 

世界でも、日本でも、代表クラス以外の練習、大会にて使用。

 

・地面 

 世界でも、日本でも、代表クラス以外の練習、大会にて使用。

 

2.コート

マット

縦13m(12m)、横10m(8m) 

ミッドライン

コートを二分するライン

ボークライン

ミッドラインから3.75m(3m)のライン

ボーナスライン

ミッドラインから4.75m(4m)のライン

ロビー

インサイドライン、アウトサイドライン、エンドラインに囲まれた、縦13m(12m)、横1mの帯状の部分

 ※ ( )は女子コートの数値。

 


3.キャント
途中で息継ぎすること無しに、絶えることなく「カバディ」という単語を繰り返すこと。


4.レイド、レイダー
キャントを唱え続けながら相手コートに入って攻撃することをレイドといい、攻撃する選手をレイダーという。

5.アンティ
攻撃を受けているチーム、選手。

6.タッチ
レイダーとアンティのお互いの身体(衣服、靴、他の着用品含む)が接触すること。

7.キャッチ、キャッチング
アンティがレイダーの四肢、胴を捕らえ、自陣に戻れなくすること。

8.ストラグル
タッチから、レイダーが自陣に戻るか、またはアウトになるまでの状態。

ストラグル前は、レイダー、アンティともロビーは使えない。

ストラグル中は、レイダー、アンティともロビーの使用が可能となる。

9.ボークラインを超える
レイダーが敵陣コートのミッドラインとボークラインの間に身体のどこも触れていない状態で、敵陣コートのボークラインとボーナスラインの間に接触すること。

10.ボーナスラインを超える
レイダーが敵陣コートのミッドラインとボーナスラインの間に身体のどこも触れていない状態で、敵陣コートのボーナスラインとエンドラインの間に接触すること。


 

B.競技規則

 

1.先攻後攻
コイントスで勝ったチームが、コートかレイドの選択権を持つ。
前半終了時にコートをチェンジし、後半開始は前半終了時と同じ選手で行われる。
レイドは、前半開始時にレイドを送らなかったチームからとなる。

 

2.試合開始、5秒ルール
レイド権を得たチームは、審判の試合開始の笛の合図より5秒以内にレイダーを送らなければならない。

遅れた場合、相手チームにテクニカルポイント(TP)1点を与え、レイドをやり直す。

 

3.レイド
レイドは1回につき1人、チーム交互に行う。

レイダーはコート内の選手、誰がなっても良い。

1回に2人以上のレイダーが相手コートに入った場合、相手チームにテクニカルポイント(TP)1点を与え、レイドをやり直す。

 

4.キャント、キャントアウト
レイダーは相手チームのコートに触れる前から、自陣コートに戻るまでの間、キャントを唱え続けなければならない。

キャントを唱えない、不明瞭、明らかな息継ぎをした場合、キャントアウトとなり、シッティングブロックで待機。

相手チームに1点が入る。

 

5.指示の禁止
レイダーは味方側から、いかなる方法であれ、指示を受けてはならない

 

6.ラインアウト
競技中に選手の体の一部が、コート外の地面に触れると、直ちにラインアウトとなりシッティングブロックで待機。

ラインアウトの人数に応じて相手チームに得点が入る。

 

7.ロビー
ストラグルが始まると、使用できるコートは、ロビーを含む大きさに拡大される。

 

8.レイドによる得点
レイダーがアンティにタッチし,自陣に戻った場合、タッチされたアンティはアウトとなり、シッティングブロックで待機。

アウトの人数がレイド側の得点となる。
レイダーは指一本でも自陣コートに触れれば良い。

 

9.アンティによる得点
アンティがレイダーをキャッチした場合、レイダーはアウトとなり、シッティングブロックで待機。アンティ側に1点が入る。

 

10.ボークライン
レイダーが敵陣コートのボークラインを一度も超えず、相手選手にタッチすることも無しに自陣コートに戻った場合、レイダーはアウトとなり、シッティングブロックで待機。
アンティ側に1点が入る。

 

11.ボーナスライン
アンティが6人以上、コートにいる場合に限り、適用される。
レイダーがストラグルになる前にボーナスラインを超えた場合、ボーナスポイントとして1点がレイド側に入る。
怪我により一時的にコートを離れ、アンティが6人より少なくなっても、その選手を加えた時、アンティが6人であれば、ボーナスラインは適用される。

 

12.追いかけ
レイダーがキャッチングから逃れ自陣コートに戻った場合、相手チームのレイダーはこのレイダーを直接追いかけることは出来ない。

レイダーがタッチしただけで自陣コートに戻った場合は、相手チームのレイダーはこのレイダーを直接追いかけることが出来る。

 

13.味方の得点による、コート内への復活
シッティングブロックで待機中の選手は味方の得点により、コートに復活できる。
復活出来るのは、1得点につき、1人である。
但し、ボーナスポイントによる復活は無い。

 

14.ローナ
一方のチームの選手全てがアウトになった状態をローナという。
相手チームに2点を与え、全員が復活できる。
  
15.宣告によるローナ
一方のチームのコート内の選手が2人以下になった場合、そのチームのキャプテンはローナを宣告することが出来る。
コート内にいる人数分の得点とローナによる2点を相手チームに与え、全員が復活できる。

 

16.反則行為
・アンティがレイダーのキャントを止めようとする。
・アンティがレイダーの四肢、胴以外を捕らえる。
・相手選手をコート外に押し出したり、引き出したりする。
・その他、暴力行為。
上記のような行為を受けた選手はアウトにならず、行った選手がアウトとなる。
程度により、警告・懲罰点・選手退場・チーム失格の対象となる。

 

17.スーパータックル

本来アンティではレイダーを捕まえても1点しか獲得できないが、アンティが3人以下の場合に限り、レイダーをアウトにさせると2点獲得となり、そのプレーをスーパータックルという。

なお、スーパータックルは2点獲得できるがアンティ側がシッティングブロックからコートに復帰する人数は1人である。

 

18.サードレイド

得点移動のないレイドが2回続いたチームは、3回目のレイドがサードレイドとなる。

サードレイドで得点ができなかった場合、レイダーはレイドアウトとなりアンティ側の得点となる。

ちなみに、レイダーが得点をするかレイドアウトになった際、レイドの回数はリセットされ、また1回目からカウントが始まる。

 

19.ファイブレイド

試合終了時に同点だった場合にファイブレイドとなる。

サッカーのPK戦をイメージしていただくと分かりやすい。

両チーム5人ずつレイドに行く選手を決め、5回ずつ交互に攻撃をする。

アンティはチーム全員が守りにつき(最大7人)、ファイブレイド中に人数の増減はない。

ファイブレイド時は通常のタッチでの得点に加え、ボークラインを越えた時点で1点獲得となる。

つまり必然的にアンティはボークラインの前でアンティすることになり、レイドでの点が入りやすい状況となる。

全ての攻撃を終えて得点の多いチームが勝利となる。


 

C.試合規則

 

1.人数
1チーム7人の選手が同時にコートに入ることが出来る。試合は1チーム5人以上で成立するが、全員がアウトとなった場合、不足している人数分もローナとして数えられる。

 

2.試合時間
試合時間は、男子−前後半各20分、休憩5分。女子−前後半各15分、休憩3~5分。

 

3.体重制限
男子85kg以下 女子75kg以下。

 

4.勝敗
試合終了時に得点の多いチームが勝者となる。

 

5.タイムアウト

□テクニカルタイムアウト
 1回30秒のタイムアウトを、各チーム、前後半、各2回まで取ることが出来る。
メディカルタイムアウト
 怪我人が出た場合、応急処置の上、試合続行か否かを判断するタイムアウト
ジャッジングタイムアウト
 判定の審議のためのタイムアウト

 

タイムアウトの間、選手はレフェリーの許可無しに、コートを出入りしてはいけない。

6.選手交代
ハーフタイム時、または、自チームから宣誓したタイムアウト時に、選手交代を出来る。
コート内にいる選手全てを一度に代えることが出来る。一度ベンチに戻した選手も再びコートに戻すことが出来る。

1チーム、1試合につき、5回の機会がある。

 

7.服装
各チームの選手は統一されたユニフォーム(半袖シャツ,短パン)を着用しなくてはいけない。
ユニフォームの上衣には、番号を明瞭に書かなくてはいけない。
危険な突起物の無いシューズ類は、必要であれば用いても良い。

 

8.反則行為
・ドーピング。
・身体にオイルなどを塗る。
・金属類やガラス類を身に着ける。
・爪を長く伸ばす。